Think, Express, Action

20代後半女性。文系プログラマー。TOEIC910点。インドが好き。旅行、節約、料理、読書が好き。IT系の記録や日記を書き残すブログ,

さんま御殿(2017/8/22放送)で感じた家事の不平等感と報われなさについて

 

 

夫をお前と呼んだら

宇佐美蘭がサッカー選手の夫にお前と呼ばれるのがすごく嫌で自分も夫のことをお前今日何食べた?と言ってみたりしているうちに、お前と呼ばれることが嫌だというのが夫にも伝わったらしくそのうちお前と呼ぶのをやめてくれたらしい。

ココリコ遠藤が宇佐美蘭に力つけてきたなぁとコメントし、さんまがあなたすごいなぁとコメント。

 

これが30年前だったらお前なんて妻から呼ばれた夫は怒って妻を平手打ちにして、会社の同僚に話そうものなら褒められさえする話かもしれないけど、この現代では、夫にお前と呼ぶ妻がいて、その話自体ユーモラスに思えたのだが、ココリコ遠藤の「力つけてきたなぁ」の言い方と顔は宇佐美蘭を責めているように感じた。わたし自身、共働きの家庭で育ち、父は家事をすることもまれで、たまにゴミ出しに行けばやたらそのことを取り上げて家事を大変がっているような父だった。父の世代のこともあるから仕方ないとは思うものの、分かちあえない溝を感じていた。と同時に、父母を見ていて、結婚というものは単純に夫と子供の世話が増える分、女にとっては最初から損することがわかっているゲームに思えた。

 

朝食は味噌汁と魚とごはんがあればいい(何様?)

ロンドンブーツの田村亮が、結婚する前は和食の朝食だったのに、だんだん菓子パンになっていき朝は妻が起きてこなくなったことについて不満をもらしていて、妻に作ってもらう朝食には味噌汁とごはんと魚があればいいんだけれど・・とコメントして、さんまが奥さんは中国人か!とコメントするあたり、世代の違いと溝を感じる。

 

田村亮の話は、専業主婦に朝食を作るのを期待する話であればまだ理解できるけれど、共働きなのか、専業主婦なのかわからないが、そもそもどちらにせよ、人に期待せずに自分で朝食を作ればいいんじゃないのか?専業主婦の家庭であると仮定して、稼いでいる田村亮に妻が相応の感謝や敬意を払うことが期待されるだろうけど、それと同じく妻の家事に対して感謝や敬意を払っているのだろうか。家事を熱心にやらない主婦がいたとして、その原因は田村亮が家事を当たり前と思っているところにありはしないか。妻が家事にやりがいを見いだせていないから無気力になるのではないか。やって当然、誰からも感謝されることのない家事ほどやりがいのない仕事はない。家事は仕事としても認められることも少ない。家事というのはいつの間にか当然のことと思われがちで、どれほどの負担がかかっているのかもわからなくなる。ほっておくと、散らかった家でも先に気付いた方ばかりやることになる。家事に関して妻を単純に責めるような話にしてほしくないと思った。妻が本当にただの怠け者である可能性もあるだろうが、男性側の視点優位にさんまがリードして番組が進んでいくことに、男性社会であることに違和感を感じざるをえなかった。

 

カップル間の家事の分担方法

私が実践している家事のポイント制について紹介してみたい。同居しているパートナーとの間で、気が付いたら自分ばかり家事をしていて、不満がたまって喧嘩したことがあった。そこで、パートナーにも導入を提案し、現在に至るまで、家事ポイント制を続行して2年ほどになる。導入してみると自分がどれだけの家事をやっているか、初めて私の家事の負担の割合を理解してくれた。

dual.nikkei.co.jp

 

パートナーは点数が低かったのでもう少し家事を負担しようと思ってくれ、私の家事の不平等感も解消された。家事の不満から共同生活がダメになるカップル、友人同氏の関係は案外多いのではないかと思う。ポイント制というやり方を導入することも一つの解決案ではあるが、世の中の家事を誰かにまかせっきりにしている人は、家事をやってくれている人に対して「ありがとう」と常に言っていますか?と問うてみたい。

 

まとめ

「ありがとう」と言うのは大事であると同時に、夫も妻も、お互いが相手の負担に気付いてあげたら幸せになれるかも。

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